2015年9月23日水曜日

築山リレー

幼児棟園舎西側にある
L字型の園庭に
大きな築山があります。
ボール遊びや大縄跳びには不向きだけれど
子ども達なりに遊びを「考え」ながら築山園庭を楽しむ姿が見られています。
5歳児A組さんがリレーを始めました。
「それでは2チームに分かれます」
「位置についてヨーイどん!!」

築山の周りを一人一周して、バトンを次へつなぎます。
(なるほど!!これは思いつかない練習方法!!GOOD!)
まあるい山の周囲を速度を微妙に調整しながら走る子ども達
コーナーでの走り方を自然に学んでいます。
「ゴールイン!!」
走り切った子ども達の顔はどの子も輝いています。


途中で転んだKちゃん。
手足の痛さや
勝てなかった悔しさで
心がいっぱいになってしまったのか・・・ポロリポロリと涙をこぼしながら
みんなの輪に背を向けたまま・・・。
「それではこれで終わります、今からしばらく外遊びしましょう」
先生の言葉で好きな場所に向かった子ども達の中
ぽつんと後ろを向いたまま・・・。
その背中をなでながら優しく声をかける友だちがいました。
肩をなでたり、頭をなでたり。
何をささやいているかは聞こえなかったけれど
その優しさは伝わってきました。
友だちがいるから生まれる知恵
友だちがいるから楽しめること
友だちがいるから越えられることが
生まれて5年の子ども達の世界にも
たくさんたくさんあるんです。